不眠

rakuru

2011年06月10日 09:26

一次性不眠への鍼治療とリフレクソロジーの有効性




睡眠障害を患う13人が、アルスター大学( University of Ulster)のスタッフから集められた。
参加者は、鍼治療(5人)、リフレクソロジー(4人)、音楽療法(4人)のいずれかを受けるグループに別けられた。それぞれ、3週間に渡り6回行われた。
測定は、開始時、3週間目、5週間目に行われた。
測定には、ピッツバーグ・スリープ・クオリティ・インデックス(PSQI)、SF-36 version 2、睡眠日記が使われた。
倫理承認は、アルスター大学の研究に関する倫理委員会から得た。
10人が最後まで研究に参加した。鍼治療とリフレクソロジーのグループのピッツバーグ・スリープ・クオリティ・インデックスに改善がみられた。
開始時から3週目の間に、鍼治療グループに2.7ポイント、リフレクソロジー・グループに1.7ポイントの改善がみられた。
また、開始時から5週目の間には、鍼治療グループに3.4ポイント、リフレクソロジー・グループに2ポイントの改善がみられた。
ピッツバーグ・スリープ・クオリティ・インデックスにおいて2ポイントの変化は、臨床的に重要である。
音楽療法に関しては、0.7ポイントの改善がみられたが、5週目には開始時に比べ1ポイント悪化した。
今回の研究結果によると、鍼治療とリフレクソロジーは、一次性不眠を患う患者の睡眠を改善することを示唆している。今回の結果を裏付けるためには、さらに研究が必要である。

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