2011年06月20日

リフレクソロジーの臨床データ

リフレクソロジーの効果については、多くの国で、多数の臨床研究が行なわれており、その結果は、リフレクソロジーの有意性を示すものとなっています。

英国では、1991年、カリフォルニア大学助教授のテレンス・オレスン博士らによって、月経前症候群の緩和効果について調査を行なった結果、リフレクソロジーを受けた女性の62%が症状の減少を示しました。

 東カリフォルニア大学の看護学校が2000年に報告した研究では、乳癌患者と肺癌患者の不安感と痛みに対するリフレクソロジーの効果が検証されています。 患者全体に30分間のリフレクソロジーを施術したところ、癌に対する不安感が減少し、乳癌患者の女性は、癌による痛みも顕著に和らぐという結果が明らかになりました。

 デンマークでは、1991年に30歳から60歳までの女性20人を対象に調査を行い、平均で便通が4.1日に1回から1.8日に1回に増えたと報告しています。 また、1989年から1992年までの3年間に渡り、235人の郵便局勤務者を対象にリフレクソロジーを施術したところ、健康に対する様々な不調に対して、170人が効果があったと答え、60人がやや効果があったと答えました。 また、1995年に慢性の頭痛を抱える220人を対象に3ヶ月に渡ってリフレクソロジーを実施したところ、81%の人が頭痛が治るか改善し、19%が薬を使わずに済んだそうです。

 1998年、コペンハーゲンのゲントフテ病院で68人の女性が出産に先立ってリフレクソロジーを受けたところ、61人が分娩中の痛みを緩和する効果があったと報告しました。 
これらは、いずれも統計的な資料で、医学的因果関係を解明するものではありませんが、リフレクソロジーに何らかの効果があることに関しては、十分信頼できる調査結果と言えそうです。

 日本では、リフレクソロジーは、主に心身のリラックスを目的に行なわれており、医療現場での臨床試験は、まだまだ先の段階となるでしょう。
 いずれにしても、リフレクソロジーの科学的理論と医学的根拠の解明には、まだこれからの実験や研究の成果に期待する必要があるようです。



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